バイト先で初めてワキガだと気づく 脇汗が黄色いしみに
某書店でアルバイトしていたころのことです。その書店では決まった制服はないものの、白いシャツを着ることになっていたので、三枚ぐらいをローテーションで着ていました。
白いシャツって結構脇汗が目立つし、匂うんですよね。
女性だけのロッカールームでしたが、なんだか汗臭く、みんな特大の制汗剤を常備していました。わたしは元々汗っかきだったので、勤める前から制汗剤を使っていました。
あっちでプップー、こっちでプップー。
どこかで誰かが制汗剤を使っているのが常で、そっか、やっぱりみんなも匂うんだなぁぐらいにしか思っていませんでした。
ある日のこと、洗濯あがりのシャツを見てみると、なんだか脇に黄色いしみが出来ていました。
ああ、汗がしみこんだのね、と特に気にも止めず着ていたのですが、同僚にその話をすると「え?黄色いしみ?」とかなり不審そうな顔をされました。え?できないの?とこちらは不安顔です。
家に帰って調べてみると「ワキガの人は脇汗が黄色いシミになる」とのこと。判定方法は「耳垢が湿っている」とあります。まさしく私のことでした……。
ただ匂いはあまりきつくはないようで、周囲に「本当のことを言ってくれ」と頼みこんでみましたが、しつこかったせいで「本当に臭くないって!」と怒られました。
ワキガと一口に言ってもいろいろあるんだと知れていい経験でしたが、プライベートでは白いシャツを着ないようになりました。すぐダメになってしまうので悲しい。
ちなみに、普通の人は脇が乾いているということもこの時に知り、かなりびっくりしました。常に脇汗で湿っているので、そういうものなのかと思ってたので驚きでした。